特別座談会「コロナ禍の就職活動、大学生活、そして未来へ—4年生は何を思い、どう動いたか?」
株式会社東京ドーム 吉田 妙子さん、経済学部経済学科4年次 キュウ シイさん、経営学部国際経営学科4年次 谷田 円さん、経済学部会計ファイナンス学科4年次 田内 亮大さん
2022/02/07
キャリアの立教
OVERVIEW
卒業を目前に控えた4年生に、コロナ禍での就職活動などについて、経験者ならではの視点から本音で語り合っていただく座談会を開催。そこには、人とのつながりを大切に、未曽有の事態にしなやかに立ち向かい、未来を切り拓く立教生の姿がありました。
MEMBER
司会進行 吉田 妙子 さん
株式会社東京ドーム 人事部 人事グループ 勤務
平成16年 観光学部観光学科 卒業
大学時代は登山と海外旅行に熱中。現在は3人の子育てに奮闘しながら、魅力ある会社づくりに取り組む。
株式会社東京ドーム 人事部 人事グループ 勤務
平成16年 観光学部観光学科 卒業
大学時代は登山と海外旅行に熱中。現在は3人の子育てに奮闘しながら、魅力ある会社づくりに取り組む。
キュウ シイさん
経済学部経済学科4年次
日本アイ?ビー?エム株式会社 内定
中国からの留学生。メディアセンターでのアルバイト、キャリアセンターの学生サポーターなどを務める。
経済学部経済学科4年次
日本アイ?ビー?エム株式会社 内定
中国からの留学生。メディアセンターでのアルバイト、キャリアセンターの学生サポーターなどを務める。
経営学部国際経営学科4年次
株式会社電通デジタル 内定
立教GLP(グローバル?リーダーシップ?プログラム)のSA、キャリアセンターの学生サポーターとして、学習支援や就活支援に携わる。
経済学部会計ファイナンス学科4年次
日本電気株式会社(NEC) 内定
体育会男子ラクロス部「SAINTS」所属。プレゼンテーションイベント「TEDxRikkyoU」の運営にも注力。
写真左より司会進行の吉田さん、谷田さん、キュウさん、田内さん
SESSION MENU 1 / インターンシップを経験して
司会進行 吉田 妙子さん
吉田 早速ですが、みなさん、インターンシップは何社に参加されましたか。その中で印象深いのはどのようなものでしょうか。
キュウ 私は7~8社に参加し、あるIT企業でプロジェクトマネジメントを体験したことが印象に残っています。参加した学生同士で5人のグループを組んで、スケジュールやタスクの管理に取り組みました。
田内 私は3社に参加し、その中で面白かったのは、インターネット広告事業を展開する企業のインターンです。与えられた課題に5~6人のグループで取り組むというもので、メンバーとは事前に連絡先を交換する機会があったので、準備段階からお互いに情報を共有しながら本番を迎えました。
谷田 私は5~6社に参加し、コンペ形式で行われた総合広告代理店のものが心に残っています。個人で取り組んだ事前課題を当日メンバー間で共有し、それをもとにグループとしての施策を練って全体で発表するという内容で、準備も含めて大変でしたがとても意義深いものになりました。
吉田 みなさん、実際の仕事を体験したり、課題に挑戦したりという実践型のインターンシップを経験されたんですね。コロナ禍ということで何か影響はありましたか。
キュウ すべて大发888官方下载_大发dafa888-娱乐游戏だったので、Web会議ツールを使って参加しました。事前課題もワークも発表もオンライン上で行えたので、不便は感じませんでした。
吉田 インターンシップを終えて実感したメリット、デメリットを教えてください。
田内 グループワークを通して参加者同士のコミュニケーションが深まり、その中で自分のレベル感を把握できたことは有意義な経験でした。難しかったのは、企業のイメージと実態のギャップをいかに把握するかということです。インターン時の印象だけでなく、多角的に企業を見て理解を深めることが大切だと感じました。
谷田 私は、社員の方直接お話しする機会などを通して、インターネットにはない質の高い情報が得られる点が魅力だと思います。また、インターン参加者は本選考で優遇されるケースも多く、私自身、もし参加していなかったらエントリーシートすら通らなかっただろうと感じる企業もあるので、その点でも参加して良かったです。
キュウ 私にとってのメリットは、職種に対する理解が深まった点です。同じ会社に興味がある人、つまり、将来一緒に働くことになるかもしれない仲間と出会えるのも素晴らしいと思います。ただ、私の場合はインターンの選考に落ちたときのショックが大きくて、本選考前から自信を失くすことがあったので、気持ちを立て直すのが大変でした。
吉田 たとえインターンの選考に落ちても、本選考でチャレンジできるんですよね。
キュウ はい。内定をいただいた日本IBMも、実はインターンの選考には落ちていますが、本選考で結果を出すことができました。
吉田 インターンシップがすべてではないということを身をもって証明されたんですね。
キュウ 私は7~8社に参加し、あるIT企業でプロジェクトマネジメントを体験したことが印象に残っています。参加した学生同士で5人のグループを組んで、スケジュールやタスクの管理に取り組みました。
田内 私は3社に参加し、その中で面白かったのは、インターネット広告事業を展開する企業のインターンです。与えられた課題に5~6人のグループで取り組むというもので、メンバーとは事前に連絡先を交換する機会があったので、準備段階からお互いに情報を共有しながら本番を迎えました。
谷田 私は5~6社に参加し、コンペ形式で行われた総合広告代理店のものが心に残っています。個人で取り組んだ事前課題を当日メンバー間で共有し、それをもとにグループとしての施策を練って全体で発表するという内容で、準備も含めて大変でしたがとても意義深いものになりました。
吉田 みなさん、実際の仕事を体験したり、課題に挑戦したりという実践型のインターンシップを経験されたんですね。コロナ禍ということで何か影響はありましたか。
キュウ すべて大发888官方下载_大发dafa888-娱乐游戏だったので、Web会議ツールを使って参加しました。事前課題もワークも発表もオンライン上で行えたので、不便は感じませんでした。
吉田 インターンシップを終えて実感したメリット、デメリットを教えてください。
田内 グループワークを通して参加者同士のコミュニケーションが深まり、その中で自分のレベル感を把握できたことは有意義な経験でした。難しかったのは、企業のイメージと実態のギャップをいかに把握するかということです。インターン時の印象だけでなく、多角的に企業を見て理解を深めることが大切だと感じました。
谷田 私は、社員の方直接お話しする機会などを通して、インターネットにはない質の高い情報が得られる点が魅力だと思います。また、インターン参加者は本選考で優遇されるケースも多く、私自身、もし参加していなかったらエントリーシートすら通らなかっただろうと感じる企業もあるので、その点でも参加して良かったです。
キュウ 私にとってのメリットは、職種に対する理解が深まった点です。同じ会社に興味がある人、つまり、将来一緒に働くことになるかもしれない仲間と出会えるのも素晴らしいと思います。ただ、私の場合はインターンの選考に落ちたときのショックが大きくて、本選考前から自信を失くすことがあったので、気持ちを立て直すのが大変でした。
吉田 たとえインターンの選考に落ちても、本選考でチャレンジできるんですよね。
キュウ はい。内定をいただいた日本IBMも、実はインターンの選考には落ちていますが、本選考で結果を出すことができました。
吉田 インターンシップがすべてではないということを身をもって証明されたんですね。
SESSION MENU 2 / コロナ禍の就職活動
経営学部国際経営学科4年次 谷田 円さん
吉田 次に就職活動についてお聞かせください。コロナ禍の就活ということで不安もあったと思いますが、どんな活動をされましたか。
谷田 私は留学のために1年間休学しているので、同期生のほとんどは一足先に社会人になっています。そのつてを頼りに、オンラインでのOB?OG訪問に力を入れました。また、立教の先生方は素晴らしい人脈をお持ちなので、お力をお借りして、大勢の社会人の方々とお話しさせていただく機会を得ることもできました。
キュウ 私は、就活サイトでの情報収集がメインです。人気企業の選考内容などを公開しているサイトもあるので、それを基に面接のシミュレーションを行いました。プレゼン面接の前は、プレゼン力に定評のある経営学部の先輩にアドバイスしていただいたこともあります。
田内 私は、何といってもラクロス部の先輩方にお世話になりました。部のOB?OG一覧を見て連絡を取り、オンライン訪問を行い、ときには面接対策までしていただいて、感謝あるのみです。先輩と後輩のつながり、人の力の大きさを実感しました。
吉田 企業の採用選考もオンラインで行われたんですよね。そこではどのような工夫をされたのでしょう。
田内 対面と違って、パソコンの画面越しだと表情が伝わりづらいので、オンライン選考では身振り手振りを大きくし、豊かな表情を心がけました。
谷田 私は「自分がどう映るか」を意識して、光の入り方を工夫したり、面接前には画質を必ず確認していました。そうしたら、ある企業の選考時に、画質の良さと背景の明るさをほめていただいて、人事の方も見ていらっしゃるんだなと感じました。
キュウ 私も強い光のライトを購入し、顔に影が出ないようにしました。
吉田 みなさん、相手に与える印象も含めて「オンラインで伝える力」を磨かれたんですね。ほかにも、オンラインならではのことがあれば教えてください。
田内 気軽にOB?OG訪問ができるのは、場所に縛られないオンラインの利点だと思います。自宅という慣れた環境で面接が行えたこともプラスに働いたと思います。
キュウ 私も、自分の部屋でリラックスして面接に臨むことができました。プレゼン選考の際も資料と原稿を見ながらできたので、対面よりもやりやすかったです。
谷田 移動に伴う時間と交通費がかからない点もメリットですよね。ただ、選考過程で他大学の人たちと知り合っても、オンラインではその後のつながりができにくく、そこは残念でした。
谷田 私は留学のために1年間休学しているので、同期生のほとんどは一足先に社会人になっています。そのつてを頼りに、オンラインでのOB?OG訪問に力を入れました。また、立教の先生方は素晴らしい人脈をお持ちなので、お力をお借りして、大勢の社会人の方々とお話しさせていただく機会を得ることもできました。
キュウ 私は、就活サイトでの情報収集がメインです。人気企業の選考内容などを公開しているサイトもあるので、それを基に面接のシミュレーションを行いました。プレゼン面接の前は、プレゼン力に定評のある経営学部の先輩にアドバイスしていただいたこともあります。
田内 私は、何といってもラクロス部の先輩方にお世話になりました。部のOB?OG一覧を見て連絡を取り、オンライン訪問を行い、ときには面接対策までしていただいて、感謝あるのみです。先輩と後輩のつながり、人の力の大きさを実感しました。
吉田 企業の採用選考もオンラインで行われたんですよね。そこではどのような工夫をされたのでしょう。
田内 対面と違って、パソコンの画面越しだと表情が伝わりづらいので、オンライン選考では身振り手振りを大きくし、豊かな表情を心がけました。
谷田 私は「自分がどう映るか」を意識して、光の入り方を工夫したり、面接前には画質を必ず確認していました。そうしたら、ある企業の選考時に、画質の良さと背景の明るさをほめていただいて、人事の方も見ていらっしゃるんだなと感じました。
キュウ 私も強い光のライトを購入し、顔に影が出ないようにしました。
吉田 みなさん、相手に与える印象も含めて「オンラインで伝える力」を磨かれたんですね。ほかにも、オンラインならではのことがあれば教えてください。
田内 気軽にOB?OG訪問ができるのは、場所に縛られないオンラインの利点だと思います。自宅という慣れた環境で面接が行えたこともプラスに働いたと思います。
キュウ 私も、自分の部屋でリラックスして面接に臨むことができました。プレゼン選考の際も資料と原稿を見ながらできたので、対面よりもやりやすかったです。
谷田 移動に伴う時間と交通費がかからない点もメリットですよね。ただ、選考過程で他大学の人たちと知り合っても、オンラインではその後のつながりができにくく、そこは残念でした。
SESSION MENU 3 / それぞれの大学生活
経済学部会計ファイナンス学科4年次 田内 亮大さん
吉田 大学生活もコロナ前と後では大きく変化しましたよね。
キュウ はい。キャンパス閉鎖期間は、一人暮らしの部屋でオンライン授業を受けて食事して寝るだけの毎日だったので、寂しかったです。でも、メリットもありました。たとえば、収録した動画を視聴するオンデマンド授業なら、自分の空いている時間帯に受講でき、時間を効率的に使えます。
田内 私は大学が大好きで、コロナ前は「田内が大学に3人いる」と言われるくらい(笑)、キャンパスで長い時間を過ごしていたんです。その大好きな場所に行けなくなって楽しみが半減しました。
谷田 私は、コロナの影響で2020年の3月に留学先のスウェーデンから強制帰国となったのですが、日本に戻ってきても友だちに会えないし、新しいつながりもできないし、すごく寂しかったです。
吉田 その寂しさはどのように乗り越えられたのでしょう。
キュウ 支えになったのが、大学の国際センターが開催している「オンラインワールドカフェ」です。これは留学生と国内学生がオンラインで交流する場で、私はそのサポーターを務めたことで、毎週いろいろな人と定期的にコミュニケーションできました。
谷田 私は新しいコミュニティを増やそうと思い、チャリティイベントに関わっておられる先生にお願いし、その団体に所属させていただきました。
田内 私はキャリアセンターの存在に救われました。とくに就活で苦戦した時期は、コロナ禍と重なって心細かったのですが、キャリアセンターのスタッフの方々に相談することで力を取り戻せました。
吉田 みなさん、人とのつながりを保つ工夫をされていたんですね。では、大学の4年間で力を入れて取り組んだことを教えていただけますか。
田内 一番はラクロス部ですが、「TEDxRikkyoU」の活動も頑張りました。TEDはアメリカ発祥のプレゼンテーションイベントで、「TEDxRikkyoU」はアメリカのTEDから公式開催ライセンスを取得しています。その運営、ラクロス、勉強の3本柱を全力でやりきりました。
キュウ 私は大学のメディアセンターでのアルバイトです。キャンパスの中で幅広い経験をしたいと思って2年次から始めたのですが、このバイトを通して学部も学年も異なる仲間と出会い、大学生活に奥行きが出ました。
谷田 私は立教GLPでのSA(スチューデント?アシスタント)の活動です。リーダーシップ入門科目のSAとして、3年次の春学期に20人のクラスを担当しました。それまで授業を受ける中で、「こうすればもっと理解が深まるかも」と感じたことがいくつかあったので、そうした気づきを活かしながら受講生を支援したいと思ったんです。
吉田 GLPは立教独自のリーダーシップ開発プログラムですよね。谷田さんのその視座の高さや支援の姿勢にも、立教のリーダーシップが表れていますね。
キュウ はい。キャンパス閉鎖期間は、一人暮らしの部屋でオンライン授業を受けて食事して寝るだけの毎日だったので、寂しかったです。でも、メリットもありました。たとえば、収録した動画を視聴するオンデマンド授業なら、自分の空いている時間帯に受講でき、時間を効率的に使えます。
田内 私は大学が大好きで、コロナ前は「田内が大学に3人いる」と言われるくらい(笑)、キャンパスで長い時間を過ごしていたんです。その大好きな場所に行けなくなって楽しみが半減しました。
谷田 私は、コロナの影響で2020年の3月に留学先のスウェーデンから強制帰国となったのですが、日本に戻ってきても友だちに会えないし、新しいつながりもできないし、すごく寂しかったです。
吉田 その寂しさはどのように乗り越えられたのでしょう。
キュウ 支えになったのが、大学の国際センターが開催している「オンラインワールドカフェ」です。これは留学生と国内学生がオンラインで交流する場で、私はそのサポーターを務めたことで、毎週いろいろな人と定期的にコミュニケーションできました。
谷田 私は新しいコミュニティを増やそうと思い、チャリティイベントに関わっておられる先生にお願いし、その団体に所属させていただきました。
田内 私はキャリアセンターの存在に救われました。とくに就活で苦戦した時期は、コロナ禍と重なって心細かったのですが、キャリアセンターのスタッフの方々に相談することで力を取り戻せました。
吉田 みなさん、人とのつながりを保つ工夫をされていたんですね。では、大学の4年間で力を入れて取り組んだことを教えていただけますか。
田内 一番はラクロス部ですが、「TEDxRikkyoU」の活動も頑張りました。TEDはアメリカ発祥のプレゼンテーションイベントで、「TEDxRikkyoU」はアメリカのTEDから公式開催ライセンスを取得しています。その運営、ラクロス、勉強の3本柱を全力でやりきりました。
キュウ 私は大学のメディアセンターでのアルバイトです。キャンパスの中で幅広い経験をしたいと思って2年次から始めたのですが、このバイトを通して学部も学年も異なる仲間と出会い、大学生活に奥行きが出ました。
谷田 私は立教GLPでのSA(スチューデント?アシスタント)の活動です。リーダーシップ入門科目のSAとして、3年次の春学期に20人のクラスを担当しました。それまで授業を受ける中で、「こうすればもっと理解が深まるかも」と感じたことがいくつかあったので、そうした気づきを活かしながら受講生を支援したいと思ったんです。
吉田 GLPは立教独自のリーダーシップ開発プログラムですよね。谷田さんのその視座の高さや支援の姿勢にも、立教のリーダーシップが表れていますね。
SESSION MENU 4 / 社会人になるにあたって
経済学部経済学科4年次 キュウ シイさん
吉田 大学生活もあとわずかです。社会に出たらどんな働き方をしたいですか。
キュウ 仕事、家族、友人、趣味、どれも人生に欠かせないものなので、仕事にも仕事以外の世界にもしっかり向き合う。そういったメリハリ、バランスのとれた働き方を目指します。
谷田 私が就職するのは、広告やマーケティングという、生活者の心を理解し、動かすことが重要な業界です。そのために、自分自身が生活を楽しむことが仕事にプラスの影響をもたらすと思うので、仕事も私生活も充実感のある社会人生活を送りたいと思います。
田内 私は、新しい知識や経験をどん欲に吸収していきたいと考えています。社会に出て5年、10年と経つうちに、自分の価値観や仕事に対する考え方が変わるかもしれない。そのときに多様な選択肢を持つことができ、ベストな選択ができる自分でありたいです。
吉田 みなさん、しっかりビジョンをお持ちですね。現代は変化の時代であると同時に、働き化や生き方において多様な選択肢がある時代だと思います。その中で、白か黒かの二者択一的なものの見方ではなく、「何をもって正解とするか」というその人なりの価値基準や、グレーな部分も許容できる度量がますます求められるようになってきているのではないでしょうか。若い世代の人たちと仕事をしていると、そうした能力が非常に高いと感じるのですが、今日みなさんのお話を聴いていてもそれを実感しました。
最後に、就活中の下級生に伝えたいアドバイス?メッセージを教えてください。
谷田 私が後輩の皆さんに伝えたいのは、努力していればきっと大丈夫ということです。4年間過ごしてみて、立教生は真面目で継続的に努力できる人が多いと感じます。その努力はきっと何かの形で実を結ぶと思います。だから、もし就活中につまずいたとしてもあまり落ち込みすぎないで、自分なりに努力を重ねていってください。
田内 私は、就活中に「もっと準備しておけばよかった」と感じる瞬間が何度かありました。だからこれから就活をする皆さんには、準備力と行動力を意識することをおすすめします。そうすれば自然と後悔のない結果につながるはずです。頑張ってください!
キュウ ぜひ、今しかない学生生活を楽しんでください。就活を頑張るのは大切ですが、そればかりになってしまうと、途中で行き詰まってしまうと思います。だからリフレッシュの意味も込めて、色々なことに取り組んでみてほしいです。その時の経験は後の人生にもつながると思います。
吉田 頼もしいメッセージですね。みなさんがこれから社会に出て活躍されることを心から楽しみにしています。本日はありがとうございました。
文/水元真紀 写真/伊藤誠
キュウ 仕事、家族、友人、趣味、どれも人生に欠かせないものなので、仕事にも仕事以外の世界にもしっかり向き合う。そういったメリハリ、バランスのとれた働き方を目指します。
谷田 私が就職するのは、広告やマーケティングという、生活者の心を理解し、動かすことが重要な業界です。そのために、自分自身が生活を楽しむことが仕事にプラスの影響をもたらすと思うので、仕事も私生活も充実感のある社会人生活を送りたいと思います。
田内 私は、新しい知識や経験をどん欲に吸収していきたいと考えています。社会に出て5年、10年と経つうちに、自分の価値観や仕事に対する考え方が変わるかもしれない。そのときに多様な選択肢を持つことができ、ベストな選択ができる自分でありたいです。
吉田 みなさん、しっかりビジョンをお持ちですね。現代は変化の時代であると同時に、働き化や生き方において多様な選択肢がある時代だと思います。その中で、白か黒かの二者択一的なものの見方ではなく、「何をもって正解とするか」というその人なりの価値基準や、グレーな部分も許容できる度量がますます求められるようになってきているのではないでしょうか。若い世代の人たちと仕事をしていると、そうした能力が非常に高いと感じるのですが、今日みなさんのお話を聴いていてもそれを実感しました。
最後に、就活中の下級生に伝えたいアドバイス?メッセージを教えてください。
谷田 私が後輩の皆さんに伝えたいのは、努力していればきっと大丈夫ということです。4年間過ごしてみて、立教生は真面目で継続的に努力できる人が多いと感じます。その努力はきっと何かの形で実を結ぶと思います。だから、もし就活中につまずいたとしてもあまり落ち込みすぎないで、自分なりに努力を重ねていってください。
田内 私は、就活中に「もっと準備しておけばよかった」と感じる瞬間が何度かありました。だからこれから就活をする皆さんには、準備力と行動力を意識することをおすすめします。そうすれば自然と後悔のない結果につながるはずです。頑張ってください!
キュウ ぜひ、今しかない学生生活を楽しんでください。就活を頑張るのは大切ですが、そればかりになってしまうと、途中で行き詰まってしまうと思います。だからリフレッシュの意味も込めて、色々なことに取り組んでみてほしいです。その時の経験は後の人生にもつながると思います。
吉田 頼もしいメッセージですね。みなさんがこれから社会に出て活躍されることを心から楽しみにしています。本日はありがとうございました。
文/水元真紀 写真/伊藤誠
取材後記
コロナ禍の学生を励ますにはどうしたらいいか、という趣旨で企画されたこの取材でしたが、みな、リアルとオンラインの世界を自在に行き来するたくましさにこちらが励まされました。田内さんの「大好きな大学に行く機会を失った」という一言には胸が痛みましたが、いかに先生や職員の方々が日々、学生を大切に想い教育環境を整えていらっしゃるかを垣間見られたように思います。立教の学生さんの多くが立教を大好きになって卒業していくという伝統が受け継がれていることを嬉しく思います。(会報委員 西村紗智/平16教)
※本記事は『立教大学校友会報457号(2022年2月発行)』をもとに再構成したものです。詳細はこちら
※記事の内容は取材時点のものであり、最新の情報とは異なる場合があります。
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